<続報>「多くは緊急時の備蓄用」=老人ホームに4年間“放置”の四川大地震救援物資―中国

Record China    2012年3月21日(水) 9時22分

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19日、四川省綿陽市北川の老人ホームに、四川大地震の救援物資の一部が未開封で保管されていると指摘された問題で、現地政府は、ほとんどは政府が震災後に購入した備蓄物資だが、一部四川大震災の救援物資の余りが含まれていると回答した。写真は問題の救援物資。

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2012年3月19日、四川省綿陽市北川チャン族自治県の老人ホームに、2008年5月12日に起きた四川大地震の際に寄付された救援物資の一部が未開封のまま保管されていると指摘された問題で、現地政府は「保管しているのはほとんどが政府の購入した備蓄物資で、四川大地震の救援物資の残りも一時的に保管しており、他の災害の被災者に分配している」と回答した。

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記者の電話取材に対し、チャン族自治県擂鼓村政府の職員は「置いてあるテント、布団、暖房器具などの物資は主に政府の緊急用備蓄物資で、一部四川大地震の救援物資の残りも含まれているが、大部分は震災後数年間で洪水や雪害に備えて購入したもの」と回答した。

なぜ四川大地震の際にすべて分配しなかったのかという質問について、北川県民政局救援物資係の楊艶(ヤン・イェン)係長は「四川大地震発生後、各地から続々と救援物資が届き、被災者に行き渡った後で、布団や衣類など一部長期保存可能な物資を地震の二次災害に備えて備蓄していた。備蓄物資のうち、四川地震の余剰物資が占める割合は1%以下で、2008年9月24日の洪水や、2010年8月13日の土石流災害の被災者などに分配を続けている」と回答した。(翻訳・編集/岡本悠馬)

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