重慶市トップの更迭は「天安門事件時の趙紫陽失脚以来の衝撃」―英紙

Record China    2012年3月19日(月) 11時29分

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17日、中国・重慶市トップの薄熙来(ボー・シーライ)党委書記が更迭されたニュースは西側メディアも強い関心を示している。写真は14日、第11期全国人民代表大会第5回会議の閉会式に出席した薄氏(写真中央)。

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2012年3月17日、中国・重慶市トップの薄熙来(ボー・シーライ)党委書記が更迭されたニュースは西側メディアも強い関心を示している。米華字サイト・多維新聞が伝えた。

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英紙フィナンシャル・タイムズは米シンクタンク、ブルッキンズ研究所の中国政治問題専門家、李成(リー・チョン)氏の話を引用し、「1989年に趙紫陽(ジャオ・ズーヤン)元総書記が失脚した天安門事件以来の大事件」と報道。3月15日の重慶市幹部大会に姿を見せなかったことから、「国外逃亡しないよう、自宅軟禁されている」とみている。

多くの西側メディアは、今回の更迭で薄氏の政治生命は終わった、との見方を強めている。米紙ニューヨーク・タイムズは「これで秋の第18回中国共産党全国代表大会(18大)で決まる中国の最高指導部入りメンバーが分からなくなってきた」と報道。ロイター通信も匿名の情報筋の話として、「薄氏の最高指導部入りはほぼ絶望的」と伝えた。

ロイター通信は最高指導部9人のメンバーについて、「確実に残るのは、習近平(シー・ジンピン)国家副主席と李克強(リー・コーチアン)副首相だけ」と予測。残る7人は全員退き、新たに汪洋(ワン・ヤン)広東省委書記、王岐山(ワン・チーシャン)副首相、劉雲山(リウ・ユンシャン)党中央宣伝部長、李源朝(リー・ユエンチャオ)中央組織部長、張徳江(ジャン・ダージアン)副首相、張高麗(ジャン・ガオリー)天津市委書記、兪正声(ユー・ジョンション)上海市委書記が入る、としている。(翻訳・編集/NN)

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