中国のソーシャルメディア検閲の実態、米研究者が分析結果を公表―英メディア

Record China    2012年3月11日(日) 8時5分

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9日、英BBC中国語サイトは、米国人研究者による中国ソーシャルメディア検閲に関する研究成果を紹介した。政治的に敏感な問題はすべて検閲されていることが明らかとなった。写真は中国マイクロブログのユーザー。

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2012年3月9日、英BBC中国語サイトは、米国人研究者による中国ソーシャルメディア検閲に関する研究成果を紹介した。

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研究は米カーネギーメロン大学言語技術研究所の研究者らによるもの。2011年6月に中国マイクロブログ・新浪微博の書き込み約6000万件のデータを取得。3カ月後に再びデータを取得してこの間に削除された書き込みを分析する手法が採用された。成果をまとめた論文は雑誌「ニュー・サイエンティスト」に掲載されている。

中国は厳しいネット検閲で知られているが、ソーシャルメディアの検閲も似た手法が採られている。すなわち禁止ワードを検索できなくし、アクセスするルートを断つことで「見えなく」してしまうものだという。

検閲対象となったのは、法輪功や人権問題、さらには人権活動家のアイ・ウェイウェイ関連の話題。検閲システムは厳格で、政治的に敏感な言葉についてはすべて検閲対象になっているという。

また地域によって検閲には差異があることも明らかとなった。チベットでは書き込みの50%が削除されていたが、北京では12%、上海では11%にとどまった。(翻訳・編集/KT)

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