Record China 2018年4月8日(日) 12時40分
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韓国・ハンギョレによると、中国発の黄砂濃度が高まりソウルをはじめとする首都圏の一部地域に「微細粉塵警報」が6日午後発令され、夕方に開かれる予定だったプロ野球3試合が中止になった。写真は大気汚染が深刻な日のソウル市内。
2018年4月6日、韓国・ハンギョレによると、中国発の黄砂濃度が高まりソウルをはじめとする首都圏の一部地域に6日午後「微細粉塵警報」が発令された。これにより、同日夕方に開かれる予定だったプロ野球3試合が中止になった。
ソウル市は6日午後6時に、仁川市と京畿道は午後4時に、微細粉塵(PM10)濃度が2時間以上、1立方メートルあたり300マイクログラムを超えたため、全域に微細粉塵警報を発令した。
韓国プロ野球委員会(KBO)は6日午後6時30分からソウル市の「蚕室球場」、京畿道水原市の「KTウィズパーク」、仁川市の「SK幸福ドリーム球場」で開かれる予定だったプロ野球3試合を中止した。1982年のプロ野球発足後、微細粉塵で試合が中止になったのは初めてとなる。
韓国気象庁は「ゴビ砂漠や中国の内モンゴルで4日発生した黄砂が大気下層の気流に沿って黄海上を南下し、6日は朝鮮半島西側地域を中心に黄砂がひどくなった」と説明している。
この報道を受け、韓国のネットユーザーからは「確かに空気が悪かった」「ここまで来たら、黄砂用のマスクも医療保険対象にすべきじゃないか」「ある意味、国家的非常事態ともいえる」など、常態化する空気汚染を危惧する意見が寄せられた。
また、「政府のしっかりとした対策が必要」「文在寅(ムン・ジェイン)大統領が習近平(シー・ジンピン)主席に抗議してみたらどうだろう」など、政府への対応に不満の声もみられた。
その他に「大学病院の呼吸器内科に入院したことがあるが、大規模な病院には空気清浄機の設置を義務付けた方がいいと思う」「中国の黄砂だけじゃないと思うぞ」などとするコメントもあった。(翻訳・編集/三田)
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