中国の台頭がマレーシア華人コミュニティーに与えた影響―英メディア

Record China    2012年2月19日(日) 12時16分

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18日、中国の経済成長はマレーシアの華人社会にも大きな変化をもたらしている。写真はペナンの華人。

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2012年2月18日、BBCはこのほど、記事「中国の台頭はマレーシア華人コミュニティーに影響を与えているのか」を掲載した。環球時報が伝えた。

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マレーシア・ペナン島の華人たちは、中国の台頭がもたらす影響は明らかだと話す。龍山堂邱氏宗祠はペナンでは最も豊かな宗親会(一族の会)の一つ。かつては先祖の地である福建省の漁村にたびたび送金していた。しかし故郷の漁村は今や豊かとなり、海外からの送金を必要としなくなったという。

それどころか、今や逆に中国本土の資金がペナンへと流入している。現在、ペナンでは全長24km、東南アジア最大の橋の建設が進んでいるが、その資金はほぼすべて中国からのものだという。総工費は14億ドル(約1110億円)に達する。

マレーシアの人口の約4分の1、約700万人が華人に占められている。その多くが15世紀初頭に移民した人々の末裔だ。マレーシア華人の歴史は古いが、富裕層が多いこともあり、マレー人の民族対立は深刻だ。1969年には196人の死者を出した民族衝突「5月13日事件」も起きた。その後、マレーシアはマレー人優遇政策を導入したが、逆に華人の不満を招くことにもなった。

根強い民族対立がある中、マレーシア華人の中には中国など他国に移民しようという動きもあるという。一方で中国とのビジネスを見据え、華人以外でも中国語学習熱が広がるといった新たな動きも出てきている。(翻訳・編集/KT)

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