Record China 2018年7月5日(木) 7時10分
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4日、韓国・ソウル経済によると、韓国の朴元淳ソウル市長が、慰安婦問題を扱った韓国の映画「Her story」を鑑賞し、その感想を語った。写真はソウル。
2018年7月4日、韓国・ソウル経済によると、韓国の朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長が、慰安婦問題を扱った韓国の映画「Her story」を鑑賞し、その感想を語った。
同映画は、1990年代、韓国の元慰安婦らが日本政府を相手取り起こした訴訟で、一部勝訴判決を引き出すまで闘い続けた姿を実話を基に描いたもの。
朴市長は映画鑑賞後、ミン・ギュドン監督や元慰安婦役を演じた女優キム・ヘスクと共に、観客との対談会に参加した。朴市長は「『終わるまで終わらない』という台詞が印象的だった」とし、「まだ謝罪していないにもかかわらず、日本は慰安婦問題を終わらせようとしている。映画は慰安婦被害者たちの目標がお金ではなく名誉、プライドであることを教えてくれた」と話したという。また「国と国の関係は多面的で複雑であるため、慰安婦被害者に対する謝罪が受けられなくても関係は続いていく。永遠に敵対し、憎み合わないために不幸な歴史を乗り越えるべきだ」と主張し、「過去をきれいに清算しなければ平和の共同体を築いていくことができない。まずは加害者が謝罪をするべきだ」と強調したという。
この報道に、韓国のネットユーザーからは「人気のある政治家が慰安婦問題に関心を寄せる姿は、見ていて気持ちがいい」「朴槿恵(パク・クネ前大統領)が間違った合意を結んだために、今も多くの人が苦しんでいる。もっと多くの政治家が、朴市長のように慰安婦問題の真相究明と賠償要求に取り組んでほしい」と好意的な反応が寄せられている。
一方で「ソウル市長はソウル市のことだけ考えて」「ソウル市の行政を放ったらかして何のPR活動?まさか次期大統領選挙を狙ってる?」「朴市長は他にすべきことがある。今にも崩れそうなソウルの古いビルやアパートをどうにかして」などやや冷たい声も。
その他「若者を無料で映画に招待すべき」「どうすれば若い学生たちが興味を持つか考えるべき。こういう映画がヒットしないのは、歴史に関心がない国民性が原因?」などと指摘する声も見られた。(翻訳・編集/堂本)
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