Record China 2018年3月28日(水) 16時20分
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タイ・バンコク近郊にある3カ所の国際空港を接続させる新たな高速鉄道の建設計画が閣議で承認された。日中欧三つどもえの激しい受注競争が予想されている。資料写真。
2018年3月28日、環球網によると、タイ政府は27日、首都・バンコク近郊にある3カ所の国際空港を接続させる新たな高速鉄道の建設計画を閣議で承認した。
バンコク東部のハイテク産業集積地「東部経済回廊」を通るインフラを整備し、海外からの回廊への投資を促すことも狙いで、日本メディアは「計画には日本や中国、フランス、ドイツなどの企業が関心を示しており、今後は激しい受注合戦が展開される可能性がある」と伝えている。
タイメディアによると、この高速鉄道はバンコク近郊のドンムアン空港、スワンナプーム国際空港、ウタパオ国際空港を結ぶ。全長220キロ、最高速度は時速250キロが想定されている。建設費は2000億バーツ(約6760億円)。民間の資金を活用する官民パートナーシップ(PPP)事業とし、国際入札を実施した上で、2022〜23年の開通を目指すという。
タイ政府はバンコク東部のチャチューンサオ県とチョンブリー県、ラヨーン県を東部経済回廊地域に指定し、経済発展の起爆剤と位置付け、日本など海外の先端企業の誘致に力を入れている。3空港が接続されれば利便性は大幅に高まる。高速鉄道をカンボジア国境周辺まで延伸させる計画もあるという。
なお、タイ国内の高速鉄道は、バンコクと北部のチェンマイを結ぶ路線は日本の新幹線方式が採用され、バンコクから東北部のナコーンラーチャシーマーを結ぶ約250キロの路線は中国が協力して建設されることになっている。(翻訳・編集/岡田)
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