2018年3月27日、環球網は「外国人観光客激増の日本に新たな悩み」と題し、日本メディアが報じた医療費不払い問題を取り上げた。

記事が紹介したのは「訪日外国人観光客が増加する中、急病で治療を受けた外国人が医療費を支払わない問題が起きている。厚生労働省の調査では、外国人の患者を受け入れた医療機関の3割にこうした状況がみられた」とする日本メディアの報道だ。日本政府は5月にも総合的な対策をまとめるという。

中国ではこうした問題の一例が昨年報じられており、封面新聞は9月21日付の記事で「訪日旅行から帰国した男性が日本の病院への支払いを拒否」と報道。旅行中に心肺停止に陥った男性の治療費は総額1000万円に上り、病院はその経済状況を考慮して分割払いを認めたが、その後男性側からの支払いはストップしたのだそうだ。

また、華字メディア・日本新華僑報網は昨年12月、「日本の医療機関で受診した外国人患者が医療費を支払えないケースが相次いでおり、日本国内から制度の整備を急ぐべきとの声が出ている」との記事を掲載している。（翻訳・編集/野谷）