Record China 2012年2月3日(金) 13時38分
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1日、中国の写真芸術コンテスト「影像中国」組織委員会は、今大会の入選作品52点のうち、27点の受賞資格を取り消しとした。写真は中国のデジタルカメラ売り場。
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2012年2月1日、中国の写真芸術コンテスト「影像中国」組織委員会は、今大会の入選作品52点のうち、半数以上の27点の受賞資格を取り消しとした。中国青年報の3日付の報道。
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今回、応募条件に違反するとして受賞取り消しとなったのは、社会ドキュメンタリー部門に入選した27作品。同コンテスト組織委の姜毅(ジアン・イー)事務長は、取り消しの理由を「一部の作品に“画素の移動(=合成を指す)”が行われていたため」とした。鑑定した専門家によると、取り消し作品の7〜8割はこうした合成が行われていた。
今大会は昨年4月末に作品の募集を開始。12月下旬に受賞作品を発表した。うち、「社会ドキュメンタリー単写真部門」および「同組写真部門」のグランプリ受賞作について、山西省晋城市在住の写真家・白鎖亮(バイ・スオリアン)氏が、「不正行為がある」と指摘した。
単写真部門大賞の「圓夢」(董彦斌)は、天安門で老人2人と若者2人を写した作品。しかし、光線や被写体の大きさの比率などを子細に見ると、「明らかな合成」だという。組写真部門の「雄志越太行」(劉効勉)は、山西省を走る高速道路の補修工事を追った8点。97年から撮影し続けた数千点から選んだものだという。しかし、写りこんでいた電線を消去したり、逆に存在しないはずの山が加えられていたりした疑いがある。
指摘を受けて、組織委は入選作品のオリジナルデータやネガを回収し、先月31日より専門家による鑑定作業を実施。結果、「雄志越太行」には明らかな合成の痕跡が認められた。一方の「圓夢」は、若干のトリミングと画質補正が加えられていたが、これは規定範囲内の加工作業と認められた。しかし、別のコンテストですでに受賞していた作品であることが判明し、結局はいずれも受賞資格を喪失した。(翻訳・編集/愛玉)
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