2012年2月1日、中国の大学教授で作家の衛金桂（ウェイ・ジングイ）氏が「北朝鮮の女の子が好む男性のタイプとは？」と題した記事を中国のブログサイト・網易博客に掲載した。以下はその内容。

【その他の写真】

多くの男性が「北朝鮮女性はきれい」だと言っているが、それは映画や飛行機の中で見かける女性を指しているだけ。実際に現地に行ってみれば、ガイドや5つ星レストラン以外で「きれい」と言える女性など見かけないことに気付くはずだ。地味でボロボロの衣服をまとっているのだから、気付くはずがない。

北朝鮮でオシャレな女性の基準は「色のついた服（柄は入っていない）を着ている」「自転車に乗っている」「パーマをあてている」だそうだ。中国が最も困難な時代でも「柄の入った生地」くらいは手に入ったが、この国は一体どうなっているのか？これでは、女性たちがきれいな服を着せてくれておなかいっぱい食べさせてくれる男性に嫁ぐことを人生最大の目標にしていても不思議ではない。

面白いのはあこがれの対象を表す言葉に「新品の服」が使われていること。未婚のきれいな若い女性が「新品のスカート」、未婚で地位の高い男性が「新品のズボン」と呼ばれ、理想の結婚相手とされている。外国人との結婚が許されないこの国で、若い女性たちが理想とする「新品のズボン」とは具体的にどんな人たちなのだろうか？

まずは「公務員」。もちろん、中央政府に近ければ近いほどよい。だが、中国と違うのはガイドなど給与をもらっている職業も公務員であること。月給は400〜500元（約4800〜6000円）で高給取りの部類に入る。

次は「朝鮮人民軍の兵士」だ。すべてにおいて軍事を優先する「先軍政治」をとっている北朝鮮で軍人の地位はかなり高い。大学で品行と学問の両方が優秀な学生しか選ばれないエリート中のエリートなのだ。

そして、3番目は「金日成総合大学の学生または卒業生」。建国の父とされる金日成（キム・イルソン）主席の名を冠した名門大学を出ていれば、将来はエリートコースまっしぐらで、良い暮らしが約束されたも同然。「新品のスカート」たちから引く手あまたにならない方がおかしい。（翻訳・編集/NN）