Record China 2012年2月3日(金) 6時29分
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1月31日、米ラジオ局ボイス・オブ・アメリカ中国語版は、ワールドウォッチ研究所中国プロジェクトマネージャーの馬海兵氏のインタビュー記事を掲載した。写真は1月31日、ダム湖のカドミウムを固定化させるため、塩化アルミニウムを投下している。
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2012年1月31日、米ラジオ局ボイス・オブ・アメリカ中国語版は、ワールドウォッチ研究所中国プロジェクトマネージャーの馬海兵(マー・ハイビン)氏のインタビュー記事を掲載した。
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今年1月、広西チワン族自治区河池市でカドミウム汚染水の流出事故が起きた。流出したカドミウムは20トンに達するとみられ、龍江河下流に汚染が広がっている。
馬氏は中国では深刻な汚染事件が多発しているが、その対応には政府機関のみがかかわり、環境問題の専門家やマスメディアが実情を知らされることがなく、透明性が不足していると批判した。
中国では重金属汚染が多発しているが、それには2つの背景があるという。第一に重化学工業は大量の工業用水を必要としているため、そうした企業の60〜70%は重要な水源付近に位置しているということ。第二に中国の工業化は成長のペースが速すぎて、環境保護基準の制定や管理が追いつかないことだという。
2012年は人事交代の年となる。中央政府のみならず、地方政府の指導者も大きく顔触れを代えることになるが、人事が落ち着いた暁には環境問題が喫緊の課題になると馬氏は指摘する。工業化に対応できなければ、汚染問題はますます深刻化し、将来の代価もより大きなものになるとコメントした。(翻訳・編集/KT)
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