Record China 2018年3月20日(火) 20時20分
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20日、韓国メディアは、韓国に対する米国の鉄鋼関税が免除される可能性が見えてきたことを受け「韓国が他の通商分野で米国に追加の市場開放を約束したのではないか」との分析が出ていると伝えた。資料写真。
2018年3月20日、韓国・東亜日報は、韓国に対する米国の鉄鋼関税が免除される可能性が見えてきたことを受け「韓国が他の通商分野で米国に追加の市場開放を約束したのではないか」との分析が出ていると伝えた。
記事によると、韓国産業通商資源部の白雲揆(ペク・ウンギュ)長官は19日、米国の鉄鋼関税免除と関連して「良い結果があるだろう」と肯定的な見方を示した。ただ韓国政府は「決定されたことはない」とする立場を示しているとのことだ。
これに関し、通商の専門家らは自動車を鉄鋼関税と連携して交渉可能な品目に挙げ、最近行われた米韓自由貿易協定(FTA)第3次改正交渉で、米韓両国が鉄鋼や自動車部門でお互いの要求事項を取り交わしたのではないかと分析しているという。
韓国政府も鉄鋼に限定した交渉によって鉄鋼関税免除という成果を出すのは難しいとみている。元通商交渉本部長の朴泰鎬(パク・テホ)ソウル大学名誉教授は「交渉を終えた韓米FTA第3次交渉チームがまだ米国に残っているが、これはまだ調整すべきことがあるという意味」と述べているそうだ。
これについて、記事は「韓米両国が鉄鋼関税の解決を韓米FTA改正と連携させる可能性が大きく、自動車部門で譲歩することで両国の利益バランスを取ることができる」と説明している。その上で「韓米政府間の鉄鋼関税免除の議論が進展しても、最終的な結果を発表するには時間がかかる」とし、「米国商務省は19日(現地時間)から米国企業を対象に、鉄鋼、アルミ関税免除申請を受け付ける。また、欧州連合(EU)、日本など米国の鉄鋼関税免除を要求した他の国と米国間の交渉も韓米交渉に影響を与える」と指摘している。
この報道を受け、韓国のネットユーザーからは「自動車の関税撤廃は歓迎だ。現代(ヒュンダイ)自動車へのけん制になる」「米国製のホンダ車やトヨタ車が安く買えるな」「お互いに全ての規制を撤廃して」「現代自動車よ、さようなら」「やっと現代自動車の呪縛から抜け出せる」など、自動車への関税撤廃を歓迎する声と共に現代自動車への否定的な意見が寄せられている。
また「さすがトランプはビジネスマンだ。交渉にたけている」とトランプ米大統領の交渉術を評価する声も見られた。(翻訳・編集/三田)
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