Record China 2012年1月31日(火) 21時49分
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31日、中国版紅白で披露されたコント「面接試験」が日本のお笑いコンビ・アンジャッシュのコントのパクリではないかと指摘された件で、原作者は「偶然の一致としか言いようがない」と反論している。写真は「面接試験」。
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2012年1月31日、人民網日本語版によると、中国で旧暦の大晦日に放送される国民的年越し番組「春節聯歓晩会」(日本の紅白歌合戦に相当)はすでに幕を閉じたが、同番組をめぐる議論は今なお熱を帯びている。そのひとつに、お笑い芸人・郭冬臨(グオ・ドンリン)が出演したコント「面接試験」が日本のコントのパクリではないかとネットユーザーから指摘された問題だ。しかし、「面接試験」原作者の姜力琳(ジアン・リーリン)氏は、このコントはあくまでも、相棒の田昊(ティエン・ハオ)氏と共同で創作したオリジナルだと主張、「日本のコントと似ていると言われているが、偶然の一致としか言いようがない」と反論している。成都商報が伝えた。
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郭冬臨と魏積安(ウェイ・ジーアン)のお笑いコンビが披露したコント「面接試験」が最後まで終わらないうちに、あるネットユーザーがこのコントは日本のお笑いコンビ・アンジャッシュが2009年に演じたコント「バイトの面接」と全く同じだとミニブログで指摘した。別のネットユーザーが2つのコントを比べたところ、筋書き、構成、ネタまでほぼ全て同じだったという。成都商報記者がこれについて、同番組コント創作チームのメンバー王承友(ワン・チョンヨウ)氏に尋ねたところ、「自分は脚本の改編を担当しただけで、日本のコントの盗作であるかどうかは、原作者に聞かないと分からない」と答えた。
「面接試験」原作者の姜力琳氏は取材に対し、「このコントは私と田昊氏とのオリジナル作品で、断じてパクリではない。日本のコントを中国語に訳せば、われわれの作品とは大きな違いがあることが分かるだろう。ただ、偶然にも部分的に同じ箇所があっただけだ」と強調した。姜氏は、「面接試験」は昨年3月から4月にかけて創作した作品といい、「われわれのコントはほぼ全てオリジナルだ。原稿でそれが証明できるだろう。稽古を重ねるプロセスで、絶えず改正の手を加えたもので、稽古の現場に居合わせた関係者が知っている」と語る。さらに「今回の作品は実生活からヒントを得たものだ。スーパーでは万引きと間違えられてお客が取り押さえられる場面をよく目にする。それから、面接試験に来た人が、店長に泥棒だと間違えられたというニュースをネットで目にした。コントに現実味を増すため、スーパーの店長を訪ね、実際の面接でどんなことを応募者に質問するのかも確認した」と続けた。番組放映後、ネットでパクリでないかとの疑いが持ちあがったことについて、姜氏は、あえて弁明するつもりはないと断った上で、「喜劇は世界中どこでも同じだ。家や人を間違えるといった『誤解』ネタも多々ある。日本のコントも偶然の一致としか言えない。われわれのコントはあくまでもオリジナルだ」と断言した。
「面接試験」が日本のコントのパクリだと中国のネットユーザーが指摘したことには、日本のメディアも注目した。環球網は、「アンジャッシュはこのニュースを聞いて、大変残念だと表明している。しかし彼らは、この一件は自分たちのコントが中国の視聴者に受け入れられた事実を証明するものであり、これをきっかけに中国に進出したいと意気込んでいる」と報じた。(編集/TF)
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