2018年3月18日、中国メディアの新華社は、国家元首の国家主席に習近平（シー・ジンピン）党総書記が再選され、世界各国の指導者から祝福のメッセージが届いたと伝えた。

記事によると、北朝鮮の金正恩（キム・ジョンウン）朝鮮労働党委員長からは、「中華人民共和国の首席、中華人民共和国中央軍事委員会主席に当選したことに心からの祝福をお伝えする。中国人民が習主席を中心とする中国共産党の指導の下、新時代の中国の特色ある社会主義建設でさらに大きな成果を上げることを願う。中朝両国の関係が、両国人民の共同の利益に沿って発展すると確信する」との祝電が送られてきたという。

また、韓国の文在寅（ムン・ジェイン）大統領からは、「中国が習主席の指導の下で早く中国の夢を実現し、北東アジア地区と世界の平和および発展にさらなる貢献となることを祈っている。平昌冬季五輪に特別代表を派遣して開会式と閉会式に出席し、今回の冬季五輪を朝鮮半島、北東アジア及び全世界の人々の平和と調和の祭典としてくれたことに深い感謝を示す。今年は戦略的協力パートナー関係構築から10周年で、習主席と共に同じ道を努力して歩み、両国関係を成熟したものとし、新時代へと踏み込む元年としていきたい」とのメッセージがあったという。

記事はまた、「日本の明仁天皇から『国家主席当選に際し、心からの祝賀をお伝えする。習主席の健康と貴国の繁栄を願う』との言葉があり、安倍晋三首相から『今年は日中平和友好条約締結40周年で、改革開放政策の実施40周年でもあり、中国は世間が目を見張るような発展を遂げ、日中両国は幅広く協力してきた。今年を契機に、日中関係をさらに改善して前へ一歩進み、新たな発展の段階に引き上げていきたい』とのメッセージがあった」としているが、習主席の再選にあたってこのようなメッセージを送ったという事実は確認できていない。

記事は、ほかにもベトナムのチャン・ダイ・クアン主席、ラオスのブンニャン主席、パキスタンのフセイン大統領、モルディブのヤミーン大統領、バングラデシュのハーミド大統領とハシナ首相、カザフスタンのナザルバエフ大統領、ベラルーシのルカシェンコ大統領、ジョージアのマルグヴェラシヴィリ大統領、カメルーンのビヤ大統領、ナミビアのガインゴブ大統領、ナイジェリアのブハリ大統領、ジンバブエのムナンガグワ大統領、マリのケイタ大統領、パレスチナのアッバース大統領、オーストリアのファン・デア・ベレン大統領、セルビアのヴチッチ大統領、アンティグア・バーブーダのウィリアムズ総督、上海協力機構のアリモフ事務総長からも祝福のメッセージが寄せられたと伝えている。（翻訳・編集/山中）