2018年3月18日、米ボイス・オブ・アメリカの中国語版サイトは、中国の習近平（シー・ジンピン）国家主席の再選に関連し、北朝鮮の金正恩（キム・ジョンウン）朝鮮労働党委員長から祝電が送られたことを紹介した上で、「トランプ米大統領が習氏の再選を祝賀したという情報はこれまでのところ伝えられていない」と報じた。

記事によると、北朝鮮国営の朝鮮中央通信は、金委員長が習主席に宛てた「朝中両国の関係が両国人民の共同の利益に即して発展することを確信する」とする祝電の内容を掲載した。

中国メディアも17日以降、ロシアのプーチン大統領をはじめ、ドイツや日本など各国首脳から祝電が届いたとする情報を更新しているという。

記事はそうした状況を紹介した上で、「トランプ大統領からの祝電はまだ届いていない」とし、「トランプ氏は習近平氏が吉日を迎える前夜、中国が最も嫌い、米中関係の土台を覆す可能性さえある『台湾旅行法』に署名した」と伝えている。（翻訳・編集/柳川）