中国最大の密輸事件容疑者「頼昌星」、死刑判決無しに―中国

Record China    2007年2月17日(土) 15時24分

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中国最大の密輸事件「遠華密輸事件」の容疑者、頼昌星(らい・しょうせい)。2007年2月13日、「死刑、および死刑実行猶予判決は言い渡さない」という処分が発表された。写真は頼昌星の防弾ベンツ。125万元(約1875万円)で落札されている。

2007年2月13日、中国共産党中央紀律委員会のスポークスマン于以勝(ユー・イーション)氏は、北京で会見を開き、「中国は、カナダに亡命した密輸容疑者・頼昌星(らい・しょうせい)に、死刑および死刑実行猶予の判決を言い渡さない」と発表した。

頼昌星は福建省アモイ市の遠華電子有限会社の総裁で、中国最大の密輸案件「遠華密輸事件」の容疑者である。その密輸総額は400億元(約600億円)と言われ、背後には共産党員や政府・公安関係者ら100人以上も関連し、次々と死刑判決を受けている。頼本人は1999年にはカナダへ亡命、国外逃亡したナンバーワン富豪として、国内外をにぎわせた。

スポークスマン、于氏の説明によると、この「遠華密輸事件」は、捜査開始後30人以上の容疑者がすでに自首をしており、その大部分は国外の逃亡先から中国に戻ったとのことであった。そのため司法機関は、今回寛大な処分を下したという。

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