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2007年2月15日、浙江省舟山市の沿岸で韓国へ密航しようとする集団が発見された。捜査の結果、その背後に「蛇頭」と呼ばれる密入国斡旋の闇ブローカーの存在があることがわかった。写真は浙江省周辺海域を警備する海上公安の様子。
2007年2月15日、中国国内のマスメディアの報道によると、2月11日夜、浙江省舟山市の武装警察隊は、普陀付近の海域で韓国へ密航しようとする集団を発見し、女性4人を含む39人を逮捕した。
逮捕された39人は、25歳から51歳までの働き盛り。黒龍江省、吉林省、福建省の農村部に住む農家もしくは無職の人がほとんどだ。彼らは「蛇頭」(密入国を斡旋する闇ブローカー)と契約しており、韓国への密航が成功すれば1人あたり5〜8万元(約75万〜120万円)を「蛇頭」に支払うことになっていた。現在も警察では、今回の事件で発覚した密入国斡旋ブローカー「蛇頭」の実態と密入国の背景について捜査を続けている。
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