2012年1月15日、新華ネットの報道によると、中国国家観光局は今年の海外旅行者数を昨年より12％多い7700万人と見込んでいる。昨年は前年比20％増の6900万人だった。昨年は経済が減速したものの、海外旅行者の伸び率は前年の20．4％をわずかに下回っただけだった。

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国家観光局の邵[王其]偉（シャオ・チーウェイ）局長は12日、広州で開かれた2012年全国観光業務会議で、今年も観光業は安定した比較的速い成長が続くとし、次のような予測目標を掲げた。カッコ内は前年比。国内旅行者＝29億人（10％増）、国内観光収入＝2兆2200億元（15％増。約27兆円）、入国（境）旅行者＝1億3800万人（2％増）、入国（境）宿泊旅行者＝5850万人（2％増）、観光外貨収入＝500億ドル（6％増）、観光総収入＝2兆5700億元（14％増。約31兆2652億円）、新規観光直接就業者＝50万人。

邵局長は次のように強調した。中国の観光業は現在、重要な戦略的好機を迎えている。国民経済の安定した比較的速い発展の全体的構造は変わらず、個人所得が安定して増え、観光需要が比較的大きく伸びる基本的すう勢は変わらない。先の中央経済工作会議で内需拡大の重要性が特に強調され、観光を内需拡大の重点分野とし、観光業を発展させる政策の強化が打ち出された。

同時に鉄道、道路、航空、水運などのインフラ整備に力を入れ、ホテルや観光スポットの施設建設を急ぎ、観光投資を持続的に増やし、観光供給の増加が観光消費の高い伸びをけん引するとみられている。都市化の加速と社会保障システムの整備で、中所得者層の規模が拡大し、観光の大衆化がより顕著になり、高齢者、青少年、学生、農民などの観光が急拡大している。（編集/内山）