2011年、中国の事故死亡者75572人=当局「油断できない状況」―中国

Record China    2012年1月16日(月) 9時6分

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14日、中国新聞網によれば、中国国家安全監督管理総局の駱琳局長は、2011年、中国全土で34万7728件の事故が発生し7万5572人が死亡したことを明らかにした。写真は貴州省で発生した30台が巻き込まれた高速道路追突事故。

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2012年1月14日、中国新聞網によれば、全国安全会議に参加していた中国国家安全監督管理総局の駱琳(ルオ・リン)局長は、11年、中国全土で34万7728件の事故が発生し7万5572人が死亡したことを明らかにした。

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11年の中国全国の安全環境は全体的に安定しており、継続的な発展を遂げている。第12次5カ年計画(11―15年)期間において良好な進展をしており、事故総数と死亡者は減少傾向にあるものの、依然として油断できない厳しい状況にある。

国家安全監督管理総局の統計によれば、11年中国全国で発生した各種事故発生件数は1万5655件で前年比4.3%減、死者数は3980人で同期比5%減と緩やかな減少傾向にある。工業・鉱業など就業中の事故の死亡者は初めて1万人を割り、うち、炭鉱事故での死亡者が初めて2000人を切った。

また、11年は重大事故の防止効果が顕著で、10人以上が死亡した大事故は前年比で13件減少し15.3%、死者も325人と22.6%減少した。うち30人以上が死亡した特大事故は前年比7件減少し63.6%、死者も251人と61.2%減少した。11年は50人以上が死亡する事故は発生しなかった。

だが、11年第3四半期は交通重大事故が多発した。第4四半期には工業・鉱業労災、交通事故、火災、スクールバスなどの事故が集中的に発生。10月は重大事故が14件発生、08年以来、最も多く発生した月間となった。

11年は安全基準の各種指標が推進、反映された年で、前年比で平均10%以上が改善した。うち、GDP1億元あたりの労災死亡事故率は0.201から0.173に改善、下げ幅は13.9%だった。交通量1万台あたりの死亡率は3.2から2.8に改善、下げ幅は12.5%、石炭100万トン当たりの死亡率は0.749から0.564と24.7%下げ大幅な改善がみられた。(翻訳・編集/渡邊英子)

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