人民網日本語版 2018年3月6日(火) 5時20分
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iPhone Xは発売以降、業界内外で批判にさらされながらも、アップル社の収入の大黒柱となっている。
米金融系調査会社Canaccord Genuityの報告によると、2017年第3四半期末までに、アップルのスマートフォン部門の利潤は世界スマホ市場における利潤の約72%を占め、第4四半期にはその割合はさらに上昇して87%に達した。これほどの驚異的な利潤の高さは、主に高価格のスマホ・iPhone XとiPhone 8がもたらしたということができる。同社のアナリストは、現在のハイエンドスマホ市場ではアップルのシェアが最大であり、その独占的な地位が一層堅固なものになっているとの見方を示した。
アップルは2月2日に2017年第4四半期財務報告を発表。それによると、iPhoneの売り上げは減少したとはいえ、価格が最も高いiPhone Xが依然として圧倒的な売れ行きを維持しており、アップルの継続した成長に寄与している。
Canaccord Genuityのデータによると、世界スマホ市場の利潤シェアの内訳を見ると、アップルは87%を占め、サムスンはその後に続き10%を占め、それに華為、OPPO、小米、vivoという中国のスマホメーカーが続いている。つまり中国のスマホ各社の利潤を合わせても、世界スマホ市場では3%に達しないことを意味している。
だが、業界筋によると、2018年上半期には、アップルのサムスンや華為との競争がさらに激化するとみられている。先ごろ閉幕したモバイル・ワールド・コングレス2018で、サムスンは最新機種Galaxy S9を発表。その定価はiPhone Xよりやや低めに設定されている。また、華為も3月に最新機種P20を発表する見通しで、スマートフォンのハイエンド市場に引き続き食い込もうとしている。一方、アップルは性能劣化問題とリコール問題に直面しているのが現状だ。
業界の関係筋によると、アップルは今年の下半期に、iPhone Xのアップグレード版や史上最大サイズのiPhone、廉価版を含めた3つの新機種を発表するという。だが、アップルはこの情報についてまだ公には認めていない。(提供/人民網日本語版・編集/HQ)
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