Record China 2012年1月6日(金) 6時43分
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4日、過去10年、世界の経済成長の半分以上を担ってきたブラジル、ロシア、インド、中国のBRICs(ブリックス)4カ国だが、労働力の高齢化に伴い、その成長速度に陰りが見え始めている。写真は山東省日照市の老人ホーム。
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2012年1月4日、過去10年、世界の経済成長の半分以上を担ってきたブラジル、ロシア、インド、中国のBRICs(ブリックス)4カ国だが、労働力の高齢化に伴い、その成長速度に陰りが見え始めている。シンガポール華字紙・聯合早報が伝えた。
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米ゴールドマン・サックスは、世界経済をけん引してきたBRICs 4カ国で労働力の高齢化が進んでいることから、世界経済の成長速度は今後、鈍化すると予測する。国連によると、BRICs 4カ国の65歳以上人口は2020年までに46%増加して2億9500万人となり、2030年には4億1200万人に達する。反対に15歳〜24歳の若者は2030年までに6100万人減少するとみられている。
これにより、BRICs4カ国の経済成長率は鈍化し、世界経済の成長率も2010年代の4.3%をピークに2020年代は3.9%に下がる、との予測を同社のエコノミストは示している。こうした状況を受け、新興国への投資で有名なマーク・モビアス氏などは投資先をナイジェリア、ベトナム、アルゼンチンなどにシフトしている。
約10年前に初めて「BRICs」と名付けたゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントのジム・オニール会長も、「インドネシア、トルコ、エジプト、メキシコなど別の新興国の方がより良い投資先かもしれない」とし、膨大な若い労働力を持つこの4カ国がこの10年の世界の国内総生産(GDP)成長で、上位10位に入る貢献を果たすことになると予測した。(翻訳・編集/NN)
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