中印外交に波紋か?インド外交官が中国で聴取中に昏睡状態に―香港紙

Record China    2012年1月4日(水) 22時2分

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3日、香港紙・明報によれば、中国とインドで外交上の摩擦が発生しているという。インド人外交官が中国で聴取中、糖尿病の服薬を禁止され昏睡状態になったことにインド側が抗議している。写真は中国義烏文化産品交易博覧会の会場。

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2011年1月3日、香港紙・明報によれば、中国とインドで外交上の摩擦が発生しているという。聯合早報が伝えた。

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インド在上海総領事館の外交官であるバーラチャンドラン(S.Balachandran)氏は、12月31日、浙江省義烏市で出廷したインド人2人に領事関係の事務手続きをした。ロイター社が伝えたインド関係者の話では、重度の糖尿病を患っているバーラチャンドラン氏に対する聴取中、中国側が5時間に渡り服薬を禁止したため、彼は昏睡状態になり病院に送致されたという。インド外務省は2日、中国駐インド大使館の臨時代理大使の張越(ジャン・ユエ)氏に対し抗議し、中国もこの件について調査すると約束した。

張臨時代理大使は「事件は民間の商業上の争議であり、中国は両国政府が通常処理で対応すると信じている」と発表している。フランス通信社によれば、法廷で審議中のインド人2人は義烏現地の商人に対する未支払いで訴えられている。印メディアによれば、審議期間、怒った現地市民がバーラチャンドラン氏を襲ったといっているが、インド政府関係者はこの報道を否定している。

義烏は中国最大の雑貨卸市場で、最近、インド系商人による詐欺事件が多発している。昨年12月初、あるインド人が義烏の商人145人を相手に合計1600万元(約1億9480万円)を未払いのまま、インドに逃げ帰るという事件が発生。その後、2人のインド人商人が前払い金を支払わずに280万元(約3410万円)の商品を持ち逃げしようとして、1人は中国警察に逮捕されたが、もう1人はすでに出国している。(翻訳・編集/渡邊英子)

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