中国が世界覇権を握っても、米国のようなルール策定者にはなり得ない―チェコ・メディア

Record China    2012年1月3日(火) 7時0分

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2011年12月28日、チェコの報道サイトに、中国は覇権を握ったとしても、世界のルール策定者にはなり得ないと主張する記事が掲載された。環球網が伝えた。写真は米国・シアトルの中華街。

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2011年12月28日、チェコの報道サイトに、中国は覇権を握ったとしても、世界のルール策定者にはなり得ないと主張する記事が掲載された。環球網が伝えた。

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中国が覇権を握った世界は米国霸権の世界とどう違うのか。最も大きな違いは、米国人と中国人の外部世界における体験だろう。

移民国家の米国では、宗教も人種も異なる人々が入り交じって「アメリカ人」という身分を形作る。米国は外国人を米国人に変えてしまうのだ。米国の世界計画が世界を変えてしまうのも無理はない。この国は制度の策定者なのだ。

中国人は変えるのではなく、適応しようとする。中国と他国の交流は海外の華人によって開かれてきた。中国人は移民の視点から世界を見ており、核となるのが中華街だ。世界の各都市で華人たちはコミュニティを作っている。政治学者のルシアン・パイは「中国人は自己を他とは全く異なる存在として認識し、異国にあっても無意識に現地人を『外国人』と呼ぶ」と語った。

世界各地の華人は現地の有力者となるが、脅威とはならず、閉鎖的であっても不満を招くことはない。彼らは中国への橋となるが、有事の際に現地を攻撃する「第五列」にはならない。

中国が求めるのは変化ではなく適応であり、仮に覇権を握ったとしても世界を変えるようなことはない。中国主導の世界では、中国人はルールを策定するのではなく、今あるルールを利用して最大の利益を得ようとするだろう。(翻訳・編集/岡本悠馬)

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