フライメディア 2018年2月26日(月) 19時30分
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毎年「民族の大移動」として話題にあがる、中国で最も重要な伝統行事、春節(旧正月)を2月16日(金)に迎え、新年を祝う様々なイベントが各地で催された。
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中国では、春節に寺院に初詣に行くのだが、その参拝方法なども日本と違っていて興味深い。
一般的には、「香(シャン)」と呼ばれるやや長めの線香に火をつけ、頭の上のほうにあげるようにもち、願い事を唱えた後、東西南北へそれぞれ3礼をして、四方すんだら、もう一度正面で願い事を唱える。そして、「香(線香)」を指定の場所に供えて、焚く。四方に3礼をしているときは、周りに気をつけないと、この「香(線香)」が他の人にあたることもある。
日本では初詣に行くのに、お賽銭以外に拝観料がかかることは少ないと思うが、中国では、寺院の初詣にも拝観料(香花券・香火券)がかかる。
日本の元旦にあたる春節の初一(初日)は通常よりもこの拝観料が高くなる。通常で1人10元〜30元(約180元〜540円)の拝観料が、この日は、100元(約1800円)以上にあがる。春節期間中も多かれ少なかれ通常より割高になる。
上海でも代表的な寺院は、龍華寺、静安寺、玉仏寺などがあげられるが、例えば、上海最古の寺院である龍華寺でも、初一は100元(約1800円)、初二(二日目)以降の春節期間は20元(約360円)だが、通常時は10元(約180円)だ。霊験あらたかと人気な寺院だけあり、初一だけで、約8万人の人出が予想されている。
除夜の鐘がなり、新年を迎えるときには拝観料は「頭香券」と呼ばれ、料金も600元(約1万800円)にはねあがる。これは、「焼頭香」といい、年の初めに「香(線香)」を焚くことを指し、新年に幸運をもたらすとして縁起が良いとされ、料金が高くても、我先にと、毎年行列ができるほど人気が高い。
ちなみに、拝観料の横に「現金のみ」と注意書きがあり、キャッシュレス社会が進む上海でも、さすがに寺院では、まだアリペイなどのモバイバル決済が通用しないようだ。(提供/フライメディア)
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