Record China 2011年12月29日(木) 8時14分
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24日、英紙インデペンデントは「中国がワインを理解するスピードに世界のワイン業界が驚愕」と題した記事を掲載し、中国で急速に普及するワインの状況について報じた。写真は北京で開催されたワイン博覧会。
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2011年12月24日、英紙インデペンデントは「中国がワインを理解するスピードに世界のワイン業界が驚愕」と題した記事を掲載し、中国で急速に普及するワインの状況について報じた。27日付で新華社通信(電子版)が伝えた。
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中国におけるワインの普及が注目される理由の1つに、香港が世界のワイン取引の新しい中心になっていることが挙げられる。香港では08年2月、ワインに対する税を廃止したが、これを機にワイン取引が急増。ワイン輸入業者は現在350社にまで増加し、中国本土へのワインの主要供給源になっている。
一方、中国本土のワイン輸入業者は、数年前の1000社から現在は2万社に急増。ワイン消費量は95年にはほぼゼロだったものが、現在は2000万箱以上にまで増えているものの、ワイン人口はまだ中産階級の11%に過ぎないと見られている。また、10年以内に、ワイン人口は5000万〜1億人に、ワイン輸入量は約1億箱に達すると推計されている。
以前は輸入ワインは北京や上海、広州など主要都市の外資系ホテルや販売店に卸していたが、現在は内陸部にも範囲を広げ、国内主要ホテルや大型スーパーなどが主流になっている。ワインに関する知識や味わい方などを学ぶ講習会も人気を集め、各地で小売業者が開催してワイン普及に一役買っている。
ワインの知識が深まるにつれ、特定銘柄に対する人気や嗜好も徐々にはっきりしてきており、産出国別の各種ワインに対しても関心が高まっている。最も人気が高いのはフランス産とオーストラリア産で、これ以外には南アフリカ産、チリ産などの消費量が急増している。南アフリカ産の輸入ワインの販売量は、05年に2万箱だったものが10年には25万箱にまで増加。これらの国のワイン業者にとっては、非常に大きなチャンスが訪れているという。(翻訳・編集/HA)
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