Record China 2018年2月25日(日) 16時20分
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韓国紙はオンライン上のビッグデータを活用して日本人の韓国に対する印象を分析した結果、「肯定」が「否定」より2倍以上高かった、と報道。「イメージ改善には大衆文化の積極的活用を」とも強調している。資料写真。
2018年2月24日、オンライン上のビッグデータを活用して日本人の韓国に対する印象を分析したところ、「肯定」の感情が「否定」より2倍以上高いことが分かった、と韓国紙が伝えている。記事は「否定的なイメージの改善のためには大衆文化を積極的に活用することが必要」とも強調している。
韓国の文化体育観光部はビッグデータ分析企業RSNに「ビッグデータ活用 国家イメージ調査」を依頼。日本人が過去2年(15年9月〜17年8月)の間、ツイッターやブログ、コミュニティーなどオンライン上で韓国に対して言及した内容を分析し、このほど公開した。
中央日報が報じた調査結果によると、肯定的な感情が含まれていたものは40.2%、否定的なものは15.9%(中立的な言及は43.8%)。分野別では大衆文化(45.2%)、文化遺産(40.8%)、経済(40.6%)、社会(39.9%)の順で肯定的な言及が多かった。一方、否定的言及は日韓関係(19%)、政治(18.8%)、社会(18.7%)、外交・安保(17.5%)の順だった。
肯定的な言及が多い大衆文化は、アイドル・スポーツ・音楽・グルメ・ファッションなどが該当する。言及量の相当部分を占める芸能人に焦点を当てると、男性ボーカルグループの防弾少年団(BTS)、東方神起、EXO(エクソ)、BIGBANG(ビッグバン)、女性グループのTWICE(トゥワイス)の順で多かった。特に昨年5月以降は防弾少年団とTWICEのカムバック時期と重なり、割合が大きく膨らんだという。
日韓関係のキーワードとなったのは慰安婦、反日、反韓、領土問題、在日韓国人など。言及量(全体9360万件)だけでみると、日韓関係が全体の28.4%と最も高かった。特に慰安婦合意、少女像などが話題になるたびに言及が増えた。
外交・安保分野は北朝鮮の核・ミサイル挑発とも相まって、言及量が増加。韓国の外交・安保に関しては「中国」が最も頻繁に登場し、日中韓関係をひとまとめにして見る傾向も現れた。政治分野では韓国の政治家に対する言及量や好感度が高くない中、文在寅大統領については進歩的理念、宥和政策など肯定的な面の好感度が一部確認することができた、としている。
調査結果について、RSNのパク・ウンジョン部長は「K−POPは韓国大衆文化の中心で全般的なイメージを先導し、友好的なファンダム(熱心なファンたち)形成を通じて、ソーシャルメディアで肯定的な世論を形成している」と指摘。「韓国に対する否定的なイメージの改善のためには大衆文化を積極的に活用することが必要だ」と説明している。(編集/日向)
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