中国の無人宇宙実験室、東京やニューヨーク、台湾などに落下の可能性―台湾メディア

Record China    2018年2月22日(木) 5時20分

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中国初の無人宇宙実験室「天宮1号」が3月中に落下する可能性が高いと台湾の中央通訊社が報じた。写真は天宮1号の模型。

2018年2月19日、米華字メディア・多維新聞によると、中国初の無人宇宙実験室「天宮1号」が3月中に落下する可能性が高いと台湾の中央通訊社が報じた。

天宮1号は2011年9月に打ち上げられ、16年3月に運用を終えた。当初、中国国家宇宙センターは南太平洋の無人海域に落下させる計画だったが、その後制御不能な状態に陥ったとみられている。

欧州宇宙機関(ESA)の予測によると、3月中に北緯43度〜南緯43度のどこかに落下する可能性があるという。この広大な範囲には米国や日本、台湾も含まれ、ニューヨークや東京などに落下するリスクもあるとし、各国に対策を呼び掛けている。

天宮1号は全長10.4メートル、重量8.5トンで、大気圏に突入する際に大部分は燃え尽きるとみられるが、重量100キロほどの残骸が地表に落下し、有害物質が飛散する危険性もあるとのこと。

中国が国連に提出した報告書では、17年10月〜18年4月に落下する可能性があるとされていた。また、天宮1号の開発・設計を行った中国航天科技集団研究院は1月、18年上半期に落下するとの見通しを示すとともに、「制御不能に陥ったという説には何の根拠もない」と反論していた。(翻訳・編集/岡田)

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