金総書記の「遺訓」に初めて言及、主体革命と先軍革命の堅持を宣言―北朝鮮

Record China    2011年12月22日(木) 19時22分

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22日、北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞は「主体革命と先軍革命」を堅持するという金正日総書記の遺訓を守り、その後継者である正恩氏に忠誠を尽くすよう呼び掛ける社説を掲載した。写真は北朝鮮の首都・平壌。

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2011年12月22日、北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞は一面に長文の社説を掲載、「主体革命と先軍革命」を堅持するという金正日(キム・ジョンイル)総書記の遺訓を守り、その後継者である正恩(ジョンウン)氏に忠誠を尽くすよう呼び掛けた。中国新聞社が伝えた。

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社説のタイトルは「偉大なる金正日同志は永遠に我々軍隊と人民の心の中に生き続ける」。北朝鮮が金総書記の「遺訓」に言及したのはこれが初めて。金総書記の「革命の歴史と業績」は北朝鮮の宝で、強盛国家建設の基盤となったとした上で、「朝鮮人民は永遠に金正日同志の業績を忘れない。遺訓を守り、主体革命と先軍革命の道を突き進んでいく」と強調した。

正恩氏を「主体革命の偉大な後継者」と呼び、「我々は偉大なる金正恩同志の周りで団結、団結、さらに団結し、忠誠を尽くしてその指導を受けなければならない」と呼び掛けた。また、「金正恩同志の指導の下、百計をめぐらせて国防力を高め、社会主義制度の革命と戦利品を断固として守り、軍の戦闘力を強化して敵のいかなる挑発も躊躇なく打ち砕く」と宣言した。

金総書記亡き後、正恩氏が最高指導者の座に就き、新たな体制が始まったことを知らしめる狙いがあったものとみられる。若さと経験不足が指摘される正恩氏だが、しばらくは父の「遺訓」を盾に体制強化を図っていく考えのようだ。(翻訳・編集/NN)

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