2011年12月20日、中国石油天然気集団公司経済技術研究院の戴家権副所長はこのほど、中国全体の石油需要が2015年は5億3500万トンに拡大するとの見通しを明らかにした。2020年には6億300万元になるという。中国の各メディアが伝えた。

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副所長の予測の前提は、中国の年間経済成長率が2011年から15年は9％、2016年から2020年が7％。その他のエネルギーによる代替が進むことも考慮に入れた。

副所長は16日、同院と日本エネルギー経済研究所が北京で開いた「第5回中日石油市場研究成果交流会」に出席し、中国側の石油・天然ガスの需要見通しを明らかにした。日本側は、東日本大震災と福島第1原子力発電所事故が日本と世界のエネルギー事情に与える影響などについて報告を行った。

副所長によると、環境負荷やエネルギー面での制約により、中国の車両保有台数の増加は徐々に鈍化。ガソリンの需要の伸びも段々縮小する。2020年の中国の自動車保有台数は1億6000台、ガソリン消費量は1億2000トンになる。

人口増加、工業化、都市化の進行で天然ガスの需要はおう盛で、消費量は過去10年間、年平均16％増えた。2011年の天然ガス消費量は前年比20．6％増の1290億立方メートルとなる。2015年の需要量は2300億立方メートルになる見通し。（翻訳・編集/JX）