<金正日総書記死去>後継体制のサポートを中ロに依頼していた―米華字メディア

Record China    2011年12月20日(火) 12時53分

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19日、急死した金正日総書記は自身の不測の事態を予想しており、後継者である金正恩氏のサポートを中国とロシアに依頼していたと米メディアが指摘した。写真は金総書記死去を受け休業している中国・瀋陽の北朝鮮レストラン。

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2011年12月19日、米華字ニュースサイト・多維新聞によると、北朝鮮の最高指導者・金正日(キム・ジョンイル)総書記が急性心筋梗塞で急死したが、同氏は自身の不測の事態をあらかじめ察知しており、後継者である金正恩(キム・ジョンウン)氏のサポートを中国とロシアに依頼していた。

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2008年に中風を患ったことが、若い息子である金正恩氏への権力の委譲を進めるきっかけの一つになったと言われているが、それ以外にも金正日総書記は長年、心身ともに疲弊しており、精神的な重圧を感じる日々を送っており、心肺機能も不安定な状態となっていたとされ、不測の事態に備えて軍事面を中心に綿密な準備を進めていたという。

中国やロシアとの軍事交流も活発化させていた。8月には北朝鮮の元山港に中国海軍の艦艇が寄港したほか、ロシア極東地区で金正日総書記はメドベージェフ大統領と会談しており、シベリア軍区の司令官も北朝鮮を訪問している。11月には中国軍の総政治部主任が北朝鮮を訪問し、金総書記自身が接見。また、今月8日には中国の駐北朝鮮大使館の武官に勲章を授与している。

韓国・仁済大学校の教授は、韓国や米国との対話が閉ざされている状況で、北朝鮮は軍上層部を通じて中国やロシアとの軍事交流を強化しており、「東北アジアの冷戦構造が復活したようにも見える」と話している。(翻訳・編集/岡田)

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