Record China 2018年2月17日(土) 7時0分
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14日、BWCHINESE中文網は、「日本は急速に世界第3の経済大国の座から滑り落ちるかも知れない」とし、その可能性をにおわせる指標を示した。資料写真。
2018年2月14日、BWCHINESE中文網は、「日本は急速に世界第3の経済大国の座から滑り落ちるかも知れない」とし、その可能性をにおわせる指標を示した。
記事はまず、日本の財務省が11日に発表したデータで、昨年末における日本の国家債務が約1085兆円に達し、過去最高を記録したと紹介。日本政府の債務の対GDP比が275%に上っているとし、IMFが「歴史上、この割合が65%に達すると3年以内に重大な経済危機が起こる可能性が大幅に高まる」との警告を出していると伝えた。
そして、「日本政府は債務の軽減に向けて努力し続けてはいるものの、不景気など様々な要因により成果が出ていない」と指摘。その一方で「市場は日本の債務問題をとても静かに見守っており、むしろ国債発行を奨励しているようだ。それは、日本が膨大な海外資産という強力な後ろ盾を持っているから。日本の状況は『異端』と言わざるを得ない。この20年あまり債務を蓄積する中で、南欧5カ国のような債務危機も起こらなければ、米国のように財政の崖と言われる状況が発生したり、財政問題で行政機能が停止するといった状況が起きたりもしていない」としている。
さらに「事実、日本政府がこれほど莫大な借金を抱えても破産しないのは、主に国民の金融資産が多くあるからだ。一般家庭の預金額や個人の株式など金融資産を合わせると約2000兆円に達するという」と解説する一方で、「IMFは、2029年に日本の債務が個人金融資産を上回る可能性があると予測している。あと10年で財政を改善させ、経済が大きく成長しなければ、日本経済が破綻する可能性が大きいということだ」と指摘した。
記事は「日本の製造業における一連のスキャンダルで浮き彫りになったのは、日本が陥っているのが単なる経済危機ではないということだ」と指摘。「経済危機は回復できるが、品質の危機は信用の危機、市場の危機を招く。この3つの危機が積み重なれば、そもそも超高齢社会に突入している日本はいよいよ氷河期を迎えることになる。そうなれば、日本は世界第3の経済大国からあっという間に谷底へと転落する可能性がある」と結論付けた。(翻訳・編集/川尻)
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