Record China 2011年12月19日(月) 23時20分
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18日、中国外交部の楽玉成部長補佐は「中国はアジア・太平洋地区で米国を排除する気も、その力も持っていない」と語った。写真は米国のロック駐中国大使。
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2011年12月18日、中国外交部の楽玉成(ラー・ユーチョン)部長補佐は、北京で開催された「2011年中国外交の回顧と展望研究討論会」で、米国のアジア・太平洋地区への“回帰”について触れ、「中国はアジア・太平洋地区で米国を排除する気も、その力も持っていない」と語った。中国新聞社が伝えた。
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楽部長補佐は世界情勢について、グローバル化の進展に伴い、各国の利害や交流は日々密接になり、相互に依存してそれぞれが離れられず、“地球村化”がより一層進んでいるとし、「もはや冷戦時代の“一方が栄え、一方が衰退する”“ゼロサムゲーム”などの概念で世界や外交を捉えることはできない」と話した。
また、米国が最近、アジア・太平洋戦略の調整を表明したことに対して、「中米がアジア・太平洋地区で平和に共存できるかどうか、さらには中国周辺の環境が悪化するのではないかと懸念する声もある」と指摘した。
一方で、楽部長補佐は自身の考えとして、「米国はアジア・太平洋地区からこれまで離れたことはなく、“回帰”と言うには当たらない。中国はアジア・太平洋地区で米国を排除する気も、その力も持っていない。中国の重大な関心と核心的な利益の尊重を含め、米国がアジア・太平洋地区で建設的な作用を及ぼすことを願っている。太平洋は中米両大国が共存し、協力できるほど十分に広大である」と語った。
さらに、「中国が平和的な発展や開放・協力を堅持し、自身の事柄をしっかりと行えば、誰も我々を包囲したり、排除はしない。我々はこのことに自信を持っている」と話した。(翻訳・編集/HA)
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