Record China 2011年12月17日(土) 6時15分
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14日、米紙は世界貿易機関(WTO)加盟10年を迎えた中国経済の躍進について、「WTO加盟国としての身分が中国をいかに世界の工場とさせたか」と題した記事を掲載した。写真は湖南省の携帯電話製造工場。
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2011年12月14日、米紙クリスチャン・サイエンス・モニターは、世界貿易機関(WTO)加盟10年を迎えた中国経済の躍進について、「WTO加盟国としての身分が中国をいかに世界の工場とさせたか」と題した記事を掲載した。15日付で環球時報(電子版)が伝えた。
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中国は10年前の今週、WTOに加盟した。当時、中国人評論家の多くが「狼とダンスを踊る」と評し、中国が世界から餌食にされることを警告した。しかし、現在はそうした危惧が杞憂に過ぎなかったことが明らかになっている。中国はWTO加盟によって世界の工場となり、米国や欧州の工業をほとんど消滅させるほどの実力を身につけた。WTO加盟は、中国にとって絶対的な成功であることを証明するとともに、中国経済を大きく発展させてきた。この10年間に、中国の輸出入総額は6倍に増加し、中国は世界最大の輸出国となり、米国に次ぐ世界2位の輸入国に成長した。
米インディアナ大学の中国政治・商業研究センターの責任者スコット・ケネディ氏は「WTOは中国を世界の生産ネットワークの中に深く溶けこませた。中国が加盟していなかったならば、我々は現在とは違った世界を見ることになっただろう」と話す。
対外経済貿易大学中国世界貿易機関研究院の張漢林(ジャン・ハンリン)院長は「中国経済がこの10年で獲得した成果のうち、70%はWTO加盟国としての身分に起因するものだ」と分析する。
中国政府はこのほど公表した白書の中で「中国の貿易の発展はその他の国にも恩恵をもたらした。中国の輸入はすでに世界経済成長の大きな推進力となっている」と評価している。
中国で投資する外国企業はコストを削減できるため、米国のような消費国のインフレ圧力を抑えることに貢献している。中国はすでに米国に1兆ドル規模の貿易メリットを与えており、米国民の継続した消費を可能にしているのである。(翻訳・編集/HA)
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