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14日、トラの人工飼育がブラックマーケットの取引を助長しているとシンガポール紙が報じた。写真は済南動物園のトラ。
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2011年12月14日、環球時報によると、シンガポール紙ザ・ストレーツ・タイムズは10日、トラの人工飼育がブラックマーケットの取引を助長していると報じた。中国では漢方薬の原料としてトラの器官などが高値で取引されることから、密猟が絶えない。
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中国ブラックマーケットにおけるトラの器官の違法な取引額は年間数百万ドルに上ると推定されているが、動物保護関係者の間ではトラの人工飼育が野生のトラの生息をも脅かしているとして懸念されている。中国には現在トラの飼育場が20カ所余り存在しており、野生のトラを上回る約6000頭が飼育されている。
野生のトラを捕獲して取引することは禁じられており、見つかれば死刑になるが、自然な環境の中で自然に死亡したトラの取引については規制されていないため、法的にグレーな行為が行われることもあるという。
国際動物福祉基金(IFAW)は、中国政府にできる最大の貢献は野生動物の器官や器官を使った製品の価格を引き下げ、すでに大量に保管されているトラの器官を廃棄することだとし、そうすることでトラの密猟や違法な取引・消費を容認しないというメッセージを全世界に伝えることができるだろうとしている。(翻訳・編集/岡田)
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