Record China 2018年2月9日(金) 0時40分
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7日、澎湃新聞は広東省広州市の少年サッカー大会で保護者が相手チームのコーチを殴るトラブルが発生したと報じた。
2018年2月7日、澎湃新聞によると、広東省広州市の少年サッカー大会で保護者が相手チームのコーチを殴るトラブルが発生した。
サッカーグラウンドで保護者の一群がコーチに殴ってかかる様子を撮影した動画が7日、SNS上にアップロードされた。動画には、保護者らがジャージ姿のコーチを追い回し、暴行を加える様子が映っており、小学生くらいのユニフォームを着た子どもが興奮する大人をいさめるように押さえる様子も映っている。ネットユーザーによると、動画が撮影されのは広州市の青少年サッカー大会会場で、殴られたのは中山中能クラブのコーチだという。
ネットユーザーからは「これが中国サッカーの最大の問題」「もはや中国人はサッカーにふさわしくない」といったコメントや、「子どもが必死に大人を抑える様子に胸が痛む」「最大の被害者は子ども」というコメントも。ただ、「保護者は何もなく殴ったりしないだろう。原因の説明がない」とする声も寄せられた。
この一件について広東省サッカー協会は7日夜に声明を発表。「乱闘が発生したのは2月6日午後の決勝戦前で、両チームの選手がウォーミングアップ中に某クラブの保護者が相手チームのコーチと口論となり、ピッチ上で乱闘を起こした」と乱闘があった事実を認めた。
一方で、「これが大会で起きた唯一の衝突」「大会関係者や公安関係者が速やかに介入して事態を収束させ、試合は全て滞りなく完了した」などと説明し、「一部の腹積もりを持った人物や、無責任なネットユーザーがネット上で大いに煽り立て、不完全な動画や一部を切り取った極めて無責任な言論により、今回のトラブルに対する人々の誤解を生んだ。協会は大会の主催者が法的手段に出る権利を留保することを支持する」としており、ネット上で情報が一部誤って伝えられているとも主張している。
その後、乱闘を起こした保護者側のクラブが正式に声明を出し「6日の大会で発生したトラブルについて、スタッフや保護者への管理教育が至らなかったことにより重大な乱闘事件を起こした。管理不行き届きならびにスタッフの不当な行為について、皆さんにお詫び申し上げます」と謝罪するとともに、関係者の処分や子どもたちへのケアや教育の徹底を表明している。
中国ではアマチュアサッカーにおける乱闘事件が相次いでおり、昨年6月には江蘇省昆山市で選手が審判を侮辱・暴行する事件が、同7月には上海市で選手が主審につかみかかる事件が発生した。同11月には、重慶市のアマチュアチーム監督が試合後に襲撃予告されるトラブルが起きたという。(翻訳・編集/川尻)
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