<レコチャ広場>日中は危機管理を強化し、軍事摩擦を避けるべき―中国

Record China    2011年12月10日(土) 8時27分

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8日、日中関係に詳しい中国の時事評論家が「中日は危機管理を強化して軍事摩擦を回避すべき」と題した記事を中国のブログサイトに掲載した。写真は09年3月、海上演習を行った南シナ海艦隊。

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2011年12月8日、日中関係に詳しい中国の時事評論家が「中日は危機管理を強化して軍事摩擦を回避すべき」と題した記事を中国のブログサイト・鳳凰博報に掲載した。以下はその内容。

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日本と中国は来年、国交正常化40周年を迎えるが、道のりは決して平たんではなかった。野田佳彦首相の就任から数カ月、昨年の中国漁船衝突事故で落ち込んだ日中関係は回復どころか、ますます微妙に。ドジョウを自称する野田首相だが、タカ派色は一向に色あせず。南シナ海問題への介入を強め、周辺国と軍事演習を行い、対中強硬姿勢を維持。日中両国の軍事摩擦が衝突を引き起こす可能性を高めている。

防衛省は昨年12月に出した新防衛大綱で東シナ海近辺の防衛強化を打ち出したほか、中国の侵攻を想定した軍事演習も行っている。今年4〜9月に航空自衛隊が中国機に対して緊急発進した回数も、前年同期の3.5倍の83回に上った。また、中国と南シナ海の領有権を争っているフィリピンやベトナム、インドネシアと軍事面で協力することで一致。インドとも合同演習を実施することで合意した。日本とインドに挟まれている中国はこうした動きに警戒心を強めている。

だが、日中両国は同じアジアの重鎮で、世界平和や経済発展などに与える影響も大きい。軍事衝突だけは避ける必要がある。そのため、両国は早急に危機管理メカニズムを構築すべきだ。2007年には海上危機管理メカニズムの構築で合意したが、いまだに形が整っておらず、いかに互いが信頼し合っていないかがよく分かる。それでも、両国は自信と勇気を持ち、突発的な事件で脆弱(ぜいじゃく)な両国関係に安易に傷をつけないよう調整を進めるべきだろう。(翻訳・編集/NN)

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