チベットカモシカを密猟から守った英雄の殺害犯、17年ぶりに自首―青海省

Record China    2011年12月6日(火) 19時0分

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1日、中国青海省の可可西里(ココシリ)で、1994年にチベットカモシカの密猟取り締まり隊長を殺害した密猟グループの6人が自首した。写真は索南達傑(ソナンダジェ)さんの墓。

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2011年12月1日、中国青海省の可可西里(ココシリ)で、1994年にチベットカモシカの密猟取り締まり隊長を殺害した密猟グループの6人が自首した。4日付で中国紙・人民日報(電子版)が伝えた。

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チベットカモシカの保護に尽力した英雄の命を奪った犯人が17年ぶりに自らの罪を悔い改め、自首してきた。当時、武装した密猟グループに殺害されたのは玉樹チベット族自治州治多県の副書記をしていた索南達傑(ソナンダジェ)さん(当時40)。2004年の中国映画「ココシリ」のモデルになった人物である。自首してきたのは6人で、残る3人がいまだに逃亡中だ。

かつてココシリには20万頭ものチベットカモシカが生息していたが、毛皮が高値で売れることから密猟が後を絶たず、数が激減。1992年に索南達傑さんがその保護を目的とした取り締まり隊を発足し、密猟者の摘発を行ってきた。ところが、1994年1月、隊員3人を率いて密猟者20人を追いかけている途中、銃撃戦で撃たれ死亡。銃を構えたままの姿で発見された索南達傑さんに中国全土が感動、国家環境保護局から「環境衛士」の称号を授かった。

記事によると、地元警察はこの17年間、索南達傑さんを殺害した密猟グループの逮捕に全力を挙げてきた。彼らの家族への説得を続けるなどの努力が実を結び、6人は先月20日から12月1日までの間に別々に地元警察に出頭した。逃亡中の3人についても全力で行方を追っている。(翻訳・編集/NN)

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