Record China 2011年12月6日(火) 15時16分
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4日、一人っ子同士夫婦の第2子出産が全土で認められた中国で、若い世代に迷いと戸惑いが広がっている。写真は海南省海口市で行われた妊婦のボディーペインティングコンテスト。
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2011年12月4日、中国・新華網によると、一人っ子同士夫婦の第2子出産が全土で認められた中国で、若い世代に迷いと戸惑いが広がっている。「2人目はほしいけれど、お金がかかるし大変」。急速な社会変化と物価上昇に、二の足を踏んでいるのが実情のようだ。
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このほど待望の2人目を出産した李さん(31歳)。上の子は6歳になる。第1子を産んだ後、ずっと専業主婦としてやってきたが、「私も夫も一人っ子。きょうだいがなく寂しく育った。たくさん子供がいる家庭に憧れていた」と話す。
一人っ子政策スタートから30余年。中国では長く若年層の減少による高齢化加速が問題視されてきた。そこで江蘇省は1990年、早くも“一人っ子夫婦による2人目出産”を容認。その後も同じ動きは全国に広がり、このほど31省(直轄市・自治区)すべてで認められることになった。
しかし、インフレが深刻化する中国で、2人目の誕生は家計に直結する。黒竜江省ハルピン市に住む女性は「ミルクにおむつ、保育料。月3000元(約3万6000円)近い出費になる。家のローンもあるし、きついときは両親に援助してもらっている」とため息をつく。伝統的な「子が親を養う」価値観も薄れつつあり、2人目のゴーサインが出ても、すぐには産めないのが現実といえそうだ。(翻訳・編集/AA)
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