Record China 2018年2月6日(火) 7時20分
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5日、韓国・国民日報は、80歳を過ぎてからスマートフォン用アプリを開発した日本人女性・若宮正子さんが、米ニューヨークの国連本部で開かれた高齢者とデジタル技術をテーマにした会議で行った演説の様子を紹介した。写真は米ニューヨークにある国連本部ビル。
2018年2月5日、韓国・国民日報は、80歳を過ぎてからスマートフォン用アプリを開発した日本人女性・若宮正子さんが、米ニューヨークの国連本部で開かれた高齢者とデジタル技術をテーマにした会議で行った演説の様子を紹介した。
神奈川県藤沢市に住む若宮さん(82)は、「消極的な私が下手な英語を気にせず話すこと自体が大事」との思いから英語で演説。「デジタル技術は人間を創造的にするため、多くの高齢者に役立つ。物忘れが増える老人こそICT(情報通信技術)の助けが有効」とし、「高齢者がデジタル技術に慣れれば、家族のみならず他の世代や外国人とも交流する機会が多くなり、人生をより楽しめる。高齢者を社会の一員として積極的に受け入れて、激励してほしい」と訴えた。
若宮さんは高卒で勤めた大手銀行を定年退職後、独学でパソコンを学んだという。80歳を越えてからはプログラミングを学び、昨年高齢者向けのスマートフォン用アプリ「hinadan(※ひな人形を適切な位置に飾るゲーム)」を開発した。今後について、若宮さんは「私にはアイデアがたくさんあって、新しいアプリを開発し続けたいけれど、プログラミング能力が追いつかない。スキルを磨くための時間が必要」と話しているとのこと。
これを受け、韓国のネット上では「年を取っても絶えずチャレンジする情熱と努力を尊敬する。韓国のお年寄りもお手本にすべき」「さすが先進国」「かっこいい。韓国はまだ程遠い」「涙が出るほど深い感銘を受けた」など敬意を表するコメントが大半を占めており、「私もまだ遅くない」「私も挑戦を恐れない人になろう!」と勇気づけられたユーザーも少なくないようだ。
その他に「日本はお年寄り世代がより積極的で進歩しているように感じる」と若干皮肉を込めた声や、「日本人は退職後に旅行をする時も、その国の言語や文化を学び深い旅行をする。一方韓国人は熱しやすく冷めやすいから、見せるための写真だけ撮っておしまいの浅い旅行」と日韓を分析する声なども上がった。(翻訳・編集/松村)
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