2011年12月4日、フィリピン英字紙フィリピンスターは、中国政府がビナイ比副大統領の中国訪問を拒否したと報じた。環球網が伝えた。

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ビナイ副大統領の中国訪問は、フィリピン人麻薬密輸犯の死刑執行回避を要請するためのもの。問題の麻薬密輸犯は2008年にマレーシアから中国広西チワン族自治区・桂林両江国際空港に入国した際、ヘロイン1．5キロを所持していることが見つかり逮捕された。すでに死刑判決を受けており、今月8日に執行される予定だ。

ビナイ副大統領は今年2月にも、麻薬密輸犯の死刑執行回避を要請するため訪中している。中国政府は最終的に死刑を執行したものの、日程を当初予定より1カ月遅らせた。今回は訪中そのものが拒否された形となったが、ビナイ副大統領は要請は受け入れられるとの楽観的な姿勢を示している。（翻訳・編集/KT）