Record China 2011年12月1日(木) 11時30分
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29日、中国初の空母「ワリャーグ」が2度目の試験航行のため遼寧省の大連港を出港した。
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2011年11月29日、南シナ海の領有権をめぐり周辺各国の緊張が高まる一方で、米国はオーストラリアに海兵隊の駐留を決定したが、そんななか、中国初の空母が2度目の試験航行のため遼寧省の大連港から出港した。30日付でシンガポール華字紙・聯合早報(電子版)が伝えた。
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旧ソ連軍の空母「ワリャーグ」を改修した中国初の空母は、今年8月10日に第1回の試験航行を実施。中国国防部は公式ホームページを通じて「空母は8月の第1回試験航行を成功させ、計画通りに帰港。その後必要な改修やテストを終えて、29日に大連港を出港した」とだけ発表した。
米軍の豪州駐留の決定が報じられると、これに対抗する形で中国は西太平洋での海上軍事演習の実施を発表した。しかし、各国からの疑惑や批判を回避するためか、今回の試験航行に関する報道は極めて控えめ。常に強硬路線の立場を貫く環球時報も、今回は比較的おとなしい論調で、「中国は心の底から平和を願っている」と訴えている。
中国外交部も29日、外国メディアの質問に応じ「中国は和平発展の道をしっかりと歩んでおり、防衛重視の国防政策を実施している」と強調。「中国は地域平和のための重要な立場であることに終始する」と答えている。(翻訳・編集/本郷)
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