日本車メーカーの牙城・中国華南地区市場に欧米系の急襲!―広州モーターショー

Record China    2011年11月30日(水) 5時1分

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27日、中国・広東省広州市で開催中の「第9回広州モーターショー」では、欧米を中心とした外国メーカーの注力ぶりが目立っている。中国の中でも、最も購買力と潜在需要の高い華南地区に、一気に攻勢をかけようとしている。写真はショーに出展された欧米系の高級車。

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2011年11月27日、中国・広東省広州市で開催中の「第9回広州モーターショー」では、欧米を中心とした外国メーカーの注力ぶりが目立っている。世界最大の自動車市場である中国の中でも、最も購買力と潜在需要の高い華南地区に、フォルクスワーゲンなどの欧米メーカーが一気に攻勢をかけようとしている。中国新聞網が伝えた。

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広州市を中心とした華南地区は、日産ホンダトヨタが合弁会社・工場を構える日本車メーカーの一大拠点。これまで日系メーカーは、同地区で大きな売り上げシェアを確保してきた。

一方、今回の広州モーターショーでは、フォルクスワーゲン、アウディ、ベンツ、BMWなど欧米系の注力ぶりが目立った。中国の今年の自動車市場は昨年までと比較すると伸び悩んでいるものの、高級外車の好調さは持続している。今年1〜10月までの中国での売上高は、ボルボが前年同期比50%以上の増加、フォルクスワーゲンが同約15%増、ゼネラルモーターズが同約10%増を記録している。

華南地区は中国で最も裕福で、自動車販売量が最も多いエリアの1つでもある。従来は日本車が大きなシェアを占めてきたが、業界関係者は「今はドイツ車がシェアを急速に伸ばしている」と語る。

また、米国勢はSUV(スポーツ用多目的車)での攻勢を目論んでいる。米国ブランドのSUVの売上げは中国ではあまり芳しくないが、今年は広州モーターショーへSUVを出展し、中国で最もシェアの大きい華南地区での躍進を狙っている。(翻訳・編集/HA)

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