Record China 2018年1月31日(水) 11時20分
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30日、米華字メディア・多維新聞網は、同日行われた中国外交部の定例記者会見で「中国での外国人記者の取材環境を改善するつもりはあるか」との質問を受けた華春瑩報道官の対応が注目を浴びたと報じた。
2018年1月30日、米華字メディア・多維新聞網によると、同日行われた中国外交部の定例記者会見で「中国での外国人記者の取材環境を改善するつもりはあるか」との質問を受けた華春瑩(ホア・チュンイン)報道官の対応が注目を浴びた。
中国外国人記者クラブ(FCCC)は30日、昨年の中国での取材環境リポートを発表。リポートは昨年12月にFCCCのメンバー218人に対して実施した調査を基に作成されたもので、昨年中国での取材環境が悪化したとの回答が40%と、前年よりも11ポイント上昇した。特に新疆ウイグル自治区では前年よりも31ポイント多い73%が取材時に公務員や国家安全から警告を受け、報道が制限されたと回答している。このほか、「ビザ延長時に問題が生じた」「発給拒否の脅しを受けた」との回答も前年に比べて増加した。
同日の外交部記者会見では、このリポートに関連して「中国は外国人記者の中国での取材活動環境を改善する措置を取る計画はあるか」との質問を受けた。
これに対し華報道官は「そのようなリポートは見ていないし、誰がそのような組織の代表なのかも知らない」としたうえで、「ここにいる外国人記者の皆さんはその会員ですか。みなさんはこのリポートを認めますか。皆さんは中国での取材環境についてどう思いますか。外交部の担当部門は皆さんのために中国での取材に必要な手助けをしていますか」と立て続けに記者たちに逆質問した。
そして、「リポート中の指摘はナンセンス」と言うと、「もしFCCCの見解が自分の見解と一致している、あるいはこのリポートに賛同するという方は手を挙げて教えてください」と要求。挙手した記者は1人もいなかったという。
記事は「FCCCは北京に常駐する外国人記者の協会であり、40余りの国に向けて中国に関する報道を行っている。FCCCが中国の取材環境を批判するのは今回が初めてではない」と紹介している。(翻訳・編集/川尻)
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