Record China 2011年11月29日(火) 0時17分
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25日、日本学研究者で大学教授の劉徳秦氏は「中国と日本の差はどこにあるのか?」と題する記事を発表。教育のとらえ方が両国で大きく異なることを指摘している。写真は河南省洛陽市の小学校で行われた班長選挙。
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2011年11月25日、東京大学で修士号と博士号を取得した日本学研究者で大学教授の劉徳秦(リウ・ダーチン)氏は「中国と日本の差はどこにあるのか?」と題する記事を自身のブログに掲載した。以下はその内容。
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「有教無類(身分や地位に関係なく教育を受けられること:孔子の言葉)」は中国が掲げる高尚な思想だが、日本人はそれを不言実行している。私の子供は日本の保育園と小学校に通った。そこでは定期的に授業参観を実施し、保護者に開放している。教室の壁には子供たちの書いた習字や絵画があちこちに飾られている。中国の教室ではどんな時でも目立つ場所は「優秀生」や「クラス幹部」のためにあり、多くの場所が「榜様(手本となる人物)」のために空けてある。日本の学校では、清潔な白衣を着た当番の子供たちが給食を運び、クラスの子供たちに配る。先生も一緒だ。中国では先生は教師専用の食堂で教師のための食事を食べる。
中国のテレビを見ていると、酒のCMばかりが目立つ。私の娘は「中国では酔っ払いを見かけない。一体どこにいるんだろう?」という疑問を抱いていたが、その後「酔っ払いはホテルにいる」と気づいた。高級なホテルは地元政府高官の御用達になっていて、彼らはそこで存分に酒を飲み、酔っ払っているのだ。中国の子供たちは「贅沢な生活のできる役人になること」を人生目標にするようになった。
中国男子サッカーチームが練習するグラウンドの横には、彼らが場外に放り投げるコーラの空き缶を奪い合う子供たちがいる。選手の食費は1日当たり250元(約3000円)といわれる。すぐそばの小学校には図書館も食堂もなく、窓ガラスはすべて割れているというのに。メダルを取る見込みもないチームになぜ巨額の金をつぎ込むのだろうか?もし中国の教育が日本並みのレベルになったら、日本を追い越せないと悩む必要はなくなるはずだ。(翻訳・編集/本郷)
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