Record China 2018年1月24日(水) 7時40分
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19日、独経済紙ハンデルスブラットによると、大気汚染が深刻な中国でこのほど、巨大なビル型の「空気清浄塔」が登場し話題を呼んでいる。
2018年1月19日、独経済紙ハンデルスブラットによると、大気汚染が深刻な中国でこのほど、巨大なビル型の「空気清浄塔」が登場し話題を呼んでいる。参考消息網が伝えた。
北京市では昨年10〜12月、大気汚染の原因となる微粒子物質の濃度が前年同期に比べて50%近く減少。汚染が深刻な中国東北部の多くの都市でも状況が目に見えて改善された。ハンデルスブラットは「中国が初めて、環境保護が経済成長より重要だと示した」と報じた。
記事は、環境保護への取り組みについて「工場閉鎖による短期的な雇用不足、燃料供給停止により企業や店舗が受けるマイナス面があるが、中国政府は社会が受け入れられる方法によって環境保護を進めようとしている」とし、「まず、必ず徹底しなければならない指導が『石炭などの化石燃料を暖房に使わない』ということだ」と伝えた。
また、新技術の導入も進んでいる。それが「世界最大の空気清浄器」だ。記事によると、西安市では巨大なビル型の空気洗浄塔による浄化実験結果がこのほど発表された。ビル型清浄塔の底の部分に温室に似たスペースを設け、汚れた空気をためる。さらに太陽光エネルギーで加熱することで、空気を上昇させてろ過する。きれいになった空気はビルの屋上部分から出ていく仕組みだ。電力は使わずに空気を浄化できるといい、稼働したところ10平方キロメートル内の空気の質が15%上昇したという。(翻訳・編集/大宮)
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