Record China 2018年1月22日(月) 12時50分
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キムチは韓国人にとって国民食と言える存在だが、2017年の統計で輸出量よりも輸入量の方が圧倒的に多いことが明らかになった。
2018年1月21日、中国中央テレビのニュースサイトは「は?輸入量の99%が中国から!韓国のあの市場が陥落?」と題した記事で、韓国人にとって国民食と言えるキムチが、2017年の統計では輸出量よりも輸入量の方が圧倒的に多かったと伝えた。
韓国国税庁が発表した最新の貿易統計によると、17年における韓国のキムチ貿易赤字は503億ウォン(約50億3000万円)で、16年よりも11%増加した。輸入量は27万5600トンで、輸出量2万4000トンの10倍以上だった。輸入の99%は中国産となっている。
中国産キムチの最大の優位性は価格だが、品質もよく、韓国では広く流通している。韓国農水産食品流通公社(aTセンター)によると、16年の韓国産キムチ輸出単価は1キロ当たり3ドル36セント(約372円)だが、輸入キムチは50セント(約55円)とかなりの差がある。
韓国はキムチの国際的な名称を「kimchi」とし、中国語表記を「辛奇」として、高級路線による国際的な普及を図っている。しかし、安価な中国産に押され、本場・韓国産キムチは劣勢が続いているという。
記事によると、韓国のあるキムチ生産者は「中国産が市場を席巻している状態が続いている」とし、「保護対象にでもしなければこの伝統的な食文化はいずれ失われてしまうかもしれない」と危機感を示しているという。(翻訳・編集/岡田)
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