2011年11月12日、米放送局ラジオ・フリー・アジアは脱北者の証言を引用し、最近の北朝鮮女性は韓流ドラマの影響を受け、恋愛や結婚に対する考え方が変化していると報じた。シンガポール華字紙・聯合早報が伝えた。

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それによると、北朝鮮女性の結婚したい理想の男性像は1990年以前の「朝鮮労働党の党員または軍人」から韓流ドラマ「冬のソナタ」や「天国の階段」に出てくる韓流スターのような「優しい人」へと変化。韓流ドラマは北朝鮮女性にも大人気で、ドラマのようなロマンチックな恋愛に憧れる女性が急増。「軍人は優しくない」とすっかり人気が落ちてしまったのだとか。

理想のデートコースも、以前はラブレターで愛を告白し公園を散歩するのが基本だったが、最近はボーリング場やホテルのラウンジなどがオシャレなスポットとされている。韓流ドラマにありがちな「お金持ちの王子様にみそめられるシンデレラ」に憧れ、出会う確率が高そうな外貨商店や貿易会社、ホテルなどに就職したがる女性も増えているという。

最近の北朝鮮女性が求める結婚相手は「熱、大、持、器」。「熱烈な愛情」「大卒」「労働党の党員証を持つ」「冷蔵庫、テレビ、レコーダー、洗濯機、カメラの6種の神器を持つ」という条件がそろった男性のことを指す。昨年の平均初婚年齢も男性29歳、女性25．5歳と晩婚化。韓流ドラマの影響で女性の理想が高くなったことが原因の1つとみられている。（翻訳・編集/NN）