中国のワイン市場は超有望、ただし文化の違いが障害に―米メディア

Record China    2011年11月13日(日) 14時30分

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7日、海外のワイン業者が中国市場に注目しているが、文化の違いという問題に直面し、苦戦を強いられている。写真は南京のホテルで行われたパーティー。

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2011年11月7日、AP通信によると、海外のワイン業者が中国市場に注目しているが、文化の違いという問題に直面し、苦戦を強いられている。10日付で環球時報が伝えた。

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経済の発展に伴って、中国ではワイン市場、特に高級ワイン市場が急拡大している。これまでの伝統的なワイン市場が徐々に縮小していく中で、世界のワイン業者は中国市場に注目している。「今後20年以内に中国のワイン市場は世界一になる」とワイン市場の研究機関インターナショナル・ワイン&スピリッツ・レコードは予測する。

しかし、中国市場は発展の巨大な潜在力を秘めているものの、激烈な競争のため一部のワイン業者は市場から撤退したり、販売戦略の変更を強いられている。スペインワイン協会のパンチョ・カンポ氏は、中国のワイン市場は高級市場と低価格市場に分けられ、「中級市場は存在しない」と話す。

高級市場では、1本何千ドルもするワインが投資用として購入されたり、酒席で消費される。一方、低価格市場では、産地に関係なく、1本数ドル程度で販売されている。また、中国では、人気はフランス産ワインに集中しており、歴史を持つイタリア産であれスペイン産であれ、その他の国のワインはフランス産に遠く及ばない。

こうした市場環境において、オーストラリアや南アフリカ、チリ、アルゼンチンなどのワイン新興国のメーカーは、非常に厳しい価格競争を強いられている。各国メーカーは高級ワインの売上増を狙うと同時に中級市場の開拓に力を注いでいるが、食卓や酒席における文化の違いが大きな障害になっているという。

中国では食事の際、どの食べ物にどんな酒が合うのかを気にせず、ただ単に乾杯をする。特に酒席では、度数の強い白酒を勧め合い、乾杯を繰り返し、酔いつぶれるまで飲むことが多い。カンポ氏は「中国人が食卓で飲む酒をワインに変えれば、中国市場の潜在力は計り知れないものになる」と話している。(翻訳・編集/HA)

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