中国が世界最大の地下鉄網を建設予定=28都市に12兆円投入―英紙

Record China    2011年11月6日(日) 18時12分

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03日、英紙デイリー・テレグラフが中国の交通計画について報じた。これによると、中国は28カ所の都市に総額1兆元(約12兆円)をかけて世界最大の地下鉄網を張り巡らせる計画だ。写真は広州市の地下鉄6号線建設。

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2011年11月03日、英紙デイリー・テレグラフが中国の地下鉄計画について報じた。これによると、28カ所の都市に総額1兆元(約12兆円)をかけて世界最大の地下鉄網を張り巡らせる計画だ。4日付環球網が報じた。

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当面の建設計画によると、中国は向こう10年間で250路線の地下鉄環状線を建設する予定。中国には既に12の都市に地下鉄があり、上海はわずか15年間でロンドンよりも大きな地下鉄網を建設した。太原市、ウルムチ市、石家荘市等の中規模都市においても地下鉄建設は都市発展の重要なシンボルとなっているが、巨額を投じて建設する必要があるのかと市民の多くは疑問視している。

専門家は、現在、広範囲の地下鉄が必要でなくても、中国の交通問題は数年後には大きな問題となるだろうと解説する。同済大学の謝偉達(シエ・ウェイダー)教授は「たとえ小都市であっても交通渋滞問題はすでに起きており、この問題を解決するために地下鉄は良い方法だ」とし、さらに「地方政府にとって地下鉄建設は都市のイメージアップのためだけではなく、現実の必要性にも即している。計画当初は、道路交通量がどれほどになるか、どれほど多くの人が都市で生活するようになるか、予測していなかった」と述べている。(翻訳・編集/中原)

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