Record China 2011年11月2日(水) 8時12分
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26日、中国とインドの経済情勢は「ウサギとカメ」と表される。しかし、これまで「カメ」だったインドは、企業のグローバル化と国内消費の基礎を固めたことで、中国という「ウサギ」をリードしている。写真はインドとパキスタンの国境で毎晩行われている国旗降納儀式。
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2011年10月26日、マレーシアン・インサイダー紙は「インドは“ウサギ”に、中国は“カメ”になった」と題した記事を掲載した。30日付で環球時報が伝えた。
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中国とインドの相対的な経済情勢は「ウサギとカメ」と表され、経済の主導権の追求ではインドは長い間、二流国家と見なされ、「カメ」の立場だった。しかし、現在インドというカメは企業のグローバル化と国内消費の基礎を固めたことで、中国と言うウサギをリードしている。
この見解は、欧州経営大学院(INSEAD)の戦略学の権威であるアニル・K.グプタ教授によるもので、彼は「インドの多国籍企業は世界中に広がっており、同業の中国企業よりも素晴らしい働きをしている」と述べた。グプタ教授によると、インドと中国の多国籍企業はアジアの多国籍企業の「第三の波」であり、この経済の二大大国は日に日に影響力を増し、日韓企業の第一、第二の波のすぐ後に接近している。
また、グプタ教授は、グローバル企業を作る上では、水平方向の企業管理、管理の多様化、情報シェアや内部透明性、英語に長けていることなどが重要だとし、中国は歴史的に見てこれらが不得意で、全体的に言ってインドとは真逆であると指摘。これが中国の自動車会社がヨーロッパで企業買収したがる理由という。
グプタ教授は、中国の指導者がこの国の経済をリードする際、輸出から国内消費に構造転換することができるかが鍵になると指摘。インドの国内消費はGDPの63%を占め、中国の38%よりも高いとした上で、西側の経済成長鈍化がインドに与える影響が中国への影響に比べて小さい、と強調している。(翻訳・編集/若林亜希)
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